作り手の現場

平田椅子製作所 / 作り手の現場#001

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当店が自信を持って販売している椅子ブランド『平田椅子製作所(HIRATA CHAIR)』1965年より椅子だけにこだわりを持って作り続けてきた椅子専門の企業です。

平田椅子製作所を初めて訪ねたのは2019年の春。その当時の写真になりますが見学させて頂いた工場の様子を紹介します。どんな所で、どんな人達からこの椅子が作り出されているのか。そんな感覚を少しでも共有出来たら嬉しいです。


平田椅子製作所があるのは筑後川の真ん中にある中洲のような場所。佐賀県と福岡県の県境にあります。この筑後川を挟む佐賀県の諸富地方、福岡県の大川地方はとても家具産業が盛んで日本でも有数の家具の産地となっています。


広い工場内、全て椅子作りの為の機械や工具が並びます。

切り出されたばかりの木材。ここから沢山の工程を経て、美しい椅子へと変わります。

ただの木材が徐々に椅子のパーツへと姿を変えていきます。

細部の仕上げや微調整は職人の手作業。機械を操作するのも長年の経験をもとに微調整が必要との事で、そういう意味では全てが手作業の積み重ねです。木材にも個体差がありますのでそれを見極めながらの調整となります。

塗装も自社内で完結。パーツごとに手作業で塗装が行われます。

パーツが組み上がり椅子の形に。

エアダスターで表面の削り粉を飛ばしながらさらに研磨。ツルツルの表面に整えていきます。

平田椅子製作所の椅子にはずっと撫でていたくなるような気持ち良さがありますが、この工程があるからですね。

布を裁断する機械。

縫製と張り込みの工程。ここも手作業です。

そして梱包。こうした工程を経て全国のお店やお客様の元へ出荷されています。

今回ご紹介した工程や工場の作業様子はほんの一部。沢山の人の手作業と技術で1脚の椅子が完成しています。平田椅子製作所の椅子はご注文から約40日ほどの時間を頂いておりますがこれらの工程を思えば納得してしまいます。

全ての工程を自社で完結していますので、張り替えや修理にも対応してくれます。

ぜひ店頭で座り心地と作りを体感してみてくださいませ。

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